点子がゆく

映画や自転車や温泉の話をするブログです。

サヨナラ 枇杷の木

実家の真横にマンションが建つようになった。 いつのまにか、商業地のエリアになったので、高さ制限や隣との距離がゆるくなった。 敷地スレスレなので、境にある枇杷の木を切らないと行けなくなった。 マンション会社曰く、 「木の葉がマンション敷地に入り…

潔い生き方

実家の押入れを片付けた。子どもの頃使ってたタオルケットや懐かしい柄の布団初めてお目にかかる羽毛布団の数々表がネット風の掛け布団カバー四捨五入すると90になる母と2人では感傷的になると作業が進まないだろうと、有料で他人に手伝ってもらった。「いる…

親の死を受け入れる

父親が亡くなり、1年半位になる。体調を崩した時や医師から余命数ヶ月と言われたが、シベリア抑留たで生き残って怒涛の昭和を生きてきた人だし、何度か大病を乗り越えてきたからわ、現実味がなかった。医師から言われても、また復帰すると本気で思ってた。父…

ハッピーエンドの選び方

聞きなれない言葉だから、北欧の映画かとおもっていたらイスラエルが舞台でした。人生の終末をどうするかの映画。高齢になるといろいろなことを選択する機会が減ってくる。病気などで痛みを抱えながら寝たきり状態の知人の自殺を手助けするという重たいテー…

パリ3区の遺産相続人

ヴィアジェという不動産売買システムを介しての話。何をやってもうまくいかないアメリカ人が親の遺産のパリ、マレ地区のアパートメントを手に入れウシシと言いたいが、マギースミス扮するパリのイギリス人が住んでいた。アメリカ人もマギースミスの娘もお互…

終末は自宅?施設?

歩いて10分のところに住んでいる両親。老々世帯の親を自宅で過ごしてもらった。父は杖歩行、認知症あり介護3母は家事はそれなりにし、独歩(一人でスタスタ歩ける)だが、父の服薬管理が難しくなった。認知症が入ってきた。父の糖尿病コントロールが悪くなり…

Dearダニー 君へのうた

アルパチーノは堅気でない役がよく似合う。過去のヒット曲で過ごしてきた歌手。歌も自前なのかな、上手です。実話をもとにして、プラスαした映画。過去のヒット曲で渡り歩いてきたが、過去の栄光で、自家用ジェットや豪邸、ドアがパカーンと上に開くベンツ、…

義父と同居

義父と同居して1週間。昭和の一桁生まれのひと。お茶もいれたことがない人。歩けるし、喋れるし、手はかからない。義母が人の世話にならなければ暮らしていけない状態になり、退院のめどがつかない。自宅に1人にしておくには、あまりにも生活力が無さ過ぎな…

あの日のように抱きしめて

第二次大戦中、ユダヤ人であるための悲劇を題材にした映画をたち続けてみた。収容所で傷つけられ、顔の整形で元の自分に似た人になったヒロイン。夫に会いたいがため、危険な夜の街を彷徨う。再会した夫から、資産家だった妻になりすます計画を打ち明けられ…

親は死なないと思った②

初盆が過ぎ、お墓の手配もし、少し落ち着いた。後は秋に一周忌と納骨をすればいい。親の介護、親の死 はしめてだらけでした。一緒に住んでないが、歩いて10分もかからぬ距離にいて、一人っ子。両親は共に80歳を超え、老老介護。癌をあちこちに持っていたが、…

親は死なないと思っていた

超高齢者になっても、癌の末期と言われても、歩くのがやっとでも親はずっとそばにいてくれる。親は死なないと思っていた。会いたくなったらいつでも実家にいてくれる存在だと思っていた。誰がなんといっても、親は死なないと思っていた。お医者さんからあと…