点子がゆく

映画や自転車や温泉の話をするブログです。

はじめまして

もう一度観たい映画と聞かれたら、ウッディーアレンの『インテリア』と小津安二郎の『東京物語』を思い浮かべる点子です。
トーベヤンソン展に行ってきました。
ムーミンの作者で彫刻家の娘というくらいの前情報で観に行きました。
デッサン力が半端でないです。少しの線だけでムーミン達の動きをあらわしていました。一瞬、スッスッスーと簡単に描いているようの見えるの。下書きを何度も繰り返し描き、ベースの絵を作り、今度はひとつずつ線を削っていく。彫刻家の父親が粘土を付けたり削ったりするように…。
作品が多く見応え充分。
金沢の美術館で出会った中村好文さんの小屋を思いださせる海のそばの小屋のレプリカ。一部屋の中に「食う寝る食べる」が詰まっていてシンプルであろう生活は共感を呼べます。
後半は弟にムーミンを託し、真摯に創作に挑んだで生き方はいさぎよいです。
久々に
満足した美術展でした。