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点子がゆく

映画や自転車や温泉の話をするブログです。

シェルブールの雨傘をみました。

中学生位かしら、NHKでみた『シェルブールの雨傘』のカトリーヌドヌーブのなんとも言えない美しさ。輝くような金髪の前髪をリボンで結んだフランス人は、コタツに入って寝っ転がって回転焼きを食べながら貸本屋の漫画をよむのが楽しみにしている子どもの私にとってオシャレな別世界の、スクリーンでしか会えない特別なヒトでした。
地方ではリバイバルを上映できるきかいがなく、NHK教育テレビでの放映を楽しみにしてました。恋の『こ』の字すら知らない田舎の子は、甘く切ないミッシェルルグランのサントラ盤を何度も何度も聴きながら、美し過ぎるドヌーブを思い出していました。
さて、カトリーヌドヌーブとの再会は映画館のスクリーンの上でした。
鮮やかな黄色のカーディガンで登場したドヌーブは服とおそろいのリボンで前髪のくくっておデコを出していました。おデコをだした17、8歳の娘だが、リボンを外し前髪を垂らし、ベッドでしな垂れた姿には大人のオンナの色気が漂っていました。
ばっとバーバリー風のコートを身にまとい外出する際のコート丈は今の時代にも違和感がないです。
スーツにパールのネックレスで傘屋の店頭に立つ母親。フランス人は日常着も気がわ抜けないのしら…。
次は何を着て登場するのか、ファッションでもたのしませてくれました。派手な色の壁紙。テンポの早さで、アレヨアレヨと言う間にドヌーブと元恋人が再会しラストになってしまいました。
何十年振りかの『シェルブールの雨傘』は観者の成長とともに
新しい発見をさせてくれた。
その昔、恋する乙女だったワタシが、改めてみると、2人の恋は引き裂かれたのでなく、ワガママドヌーブが恋人を捨てた話でした。
美しいドヌーブはわ熱しやすく冷めやすく、税金の徴収に慌てふためく母を持つ17.8の娘。
「モーナムー、ジュテーム」「あなたなしでは生きて行けない」と言いつつ、2年が待てずに、裕福な求婚者に鞍替えする身の早さ。求婚者は恋人の子どもを身ごもっている美しいドヌーブにプロポーズする奇特な(❓)方。きれいならなんでも許されるのか?あまりの身勝手さに開いた口がふさがらないが、美しきドヌーブとファッションのお陰で楽しませてくれた懐かしの作品でした。

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