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点子がゆく

映画や自転車や温泉の話をするブログです。

天のしずく

辰巳芳子さんの存在は知っていた。
在宅ですごしていたが、癌も末期で西洋医学的に対処の術がなく、誤嚥性肺炎を繰り返すため入院し、医師から口からの食べ物は禁止になった親にしてあげられることは何か考えた。四人部屋から個室になっても、
「いっ、どうなるかもしれない」と医師から告げられても信じられず、また元気になったくれることを祈り、できることを探していた。
出勤前に病院に行き、脚をさすったり、指を揉んだりした。
同僚から東城百合子さんの本を貸してもらい、実家のびわの葉を温めガーゼに包み内蔵に当てるびわ灸をしていた。来年のためと庭にびわの木を植えた。
「食べたい」と言う親のねがいを叶えたいのと口や唇が乾いているのとで主治医にお願い、STに相談した。
唇を湿らす程度とのことでほんの少量の液体を口腔ケア用の綿棒で含ませ、唇を湿らすことにした。
ただ、ただ元気になってもらいたかった。
そんな時に辰巳芳子さん玄米スーブの作り方を知った。
玄米を丁寧に炒り、梅干しと昆布でグツグツ煮出す。梅干しは家で漬けたのがあったのでさっそく取りかかった。
素朴な自然な素材を活かした味だった。
「命のスーブ」と名付けた。
映画が公開されていた頃は親の介護で見そびれた。
隣町の映画館で公開されると聞き、」

芳子さんの