点子がゆく

映画や自転車や温泉の話をするブログです。

サンドラの週末

うつで病休を取ってたサンドラに突然解雇の電話がある。
社長に復職を掛け合うと、サンドラの復職かみんなのボーナスカットかで投票で決めると、言われる。
なんて残酷な選択か。
完治した?ぽいが、ストレスがかかると直ぐに安定剤?を飲む。
そんなサンドラを夫が懸命にフォローする。なんでいい夫。
自分のことで精一杯のサンドラは夫に辛く当たる。
仕事仲間をひとり一人説得に行くサンドラ。
自分の為、みんなのボーナスが無くなるのに、説得に行かざる得ない。説得に行く自分は物乞い見たいと言う。
他人のためどれだけ親身になれるか?
ボーナスカットは痛い、でも、もっと困っている人がいる。
一人ひとりに会いに行くと、各々の生活が見えてくる。
内緒で週末はたらいていたり、サンドラが元で親子喧嘩したり、自分の意思を通そうと、夫にばかり気を遣っていた自分に気づく人など。
薬に頼り、困難から逃げようとし、とうとう薬を飲みすぎ自暴自棄になったサンドラが一軒一軒自分の足で賛同を得ていくうちに、たくましく成長する。
選挙当日、今度はサンドラが究極の選択を迫られる。
臨時職員の期限が切れたら継続せずに、サンドラを復職させると言う社長からの提案も受け入れなかった。
あんなに切望した復職のために、自分を支えた臨時職員の仲間を裏切るなんて、サンドラにはできない。
お金(給料、ボーナス)は大事。だけど、お金より大事なものを手に入れたサンドラはもう、きっと安定剤に頼らずに生きていけるかもしれない。



夕飯がピザだけだったり、キャミソールで外出したりと、文化の違いも感じることができた映画でした。