奇跡の2000マイル
旅に出るのに理由なんでいらない。
旅に出たいと思ったら、もう旅の出発だ。
青春18切符の最後の1回分を消化する日帰り旅を週末に控えた点子です。
旅に出る予定があるのに、ロビンの行動力と若さが羨ましくてしょうがない。
でも、点子はラクダと砂漠3000㎞の旅に出ようとは思わない。
ただ、自分の思うままに行動するロビンが眩しい。
みおわると、一層旅したくなった。
旅に出るまでの自分は居場所がないとロビンは言う。
愛する父、姉。心配してくれる友だち、写真家リック、ラクダの調教を教え、ラクダを譲ってくれたアラブ風のおじさん。
彼女を大事に思う人々がいたことに安心した。
こんなに愛されていてもまだ、居場所がないとは。
でも、愛してくれる人がいようが、いまいが
人は旅に出るのだ。
一人になり、じっと見つめなおすんだ。
ロビンの旅は過酷な旅。過酷であればあるほど、孤独を噛みしめるのであろう。
ロビンは一人で野宿をできる強さや大胆さが強みであろう。 若さ故かな?
淡々と旅するロビンの映像は観ているものも旅にでている錯覚をおこす。
うちのトイレに置いている相田みつをカレンダー。
今、映画を観た日の相田みつをは自分の道はじぶんでつくると、言ってます。
インド洋に着いたロビンの清々しい顔。海に潜り、今まで不足していた水を堪能するロビン。
そうか、旅って、今持っているものから削って削った、本当に必要なものだけになり、
何が必要かを再認識させるんだなぁ。