点子がゆく

映画や自転車や温泉の話をするブログです。

しあわせへのまわり道

f:id:tenkochaniine:20150926135545j:image愛されたいのに愛してもらえない虚しさ。
「私のどこがいけないの」と叫んでいた
書評家ウェンディ。
娘の学費は私が出している、とか
夫が教授になれないくせ
と、偉そう。高慢な女。
わー、点子も  そう言えば先日、相棒から言われたなあ。点子は言いたい放題だと。
ウェンディを反面教師にしなきゃ。

本題に戻りましょう。
夫との復縁を望むが、それも叶えられないとなると、田舎の愛娘の所に行くために運転免許を取ろうとする。
確実なできるものにだけ取り組むタイプのウェンディが、できないもの、苦手な免許を取ろうと悪戦苦闘する。

自分の好きな時だけ開き、付き合えばいい本。
本を裏切らない。本を愛するウェンディは、自分に忠実に生きるがため、
家族と夫と疎遠になった。

車の運転は荒馬を調教するようなもの。
アクセスを踏んだ分だけ進み、
ブレーキを踏むとすぐに止まる。

免許をとりながら、人生を豊かに生きるライセンスも身につけていくというお話。

ウェンディ役のクラークソンが二の腕を
隠すのでなく、くっきり出すノースリーブを着る。
髪も垂らすか、ひとつに結ぶ。
シンプルなスタイルに
「見て、私はわたしよ」
と言わんばかりの自己主張があらわれているようだ。
銀行マンとの性行為では、もう十分だとはっきり言う。
運転免許試験に合格しても会いたいと言うインド人の教習所の先生に
「あなたは誠実な人」
と、人間関係の断捨離をつけるのもうまい。

そう、シンプルな生きることで、しあわせがなにか、自分にとって大切なものはなにかがわかってくる。

車の運転ライセンスをとりながら、ウェンディは人生の断捨離をしていく。
そんなにか潔い生き方さてみたい。









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