点子がゆく

映画や自転車や温泉の話をするブログです。

あの日のように抱きしめて

f:id:tenkochaniine:20150926184621j:image第二次大戦中、ユダヤ人であるための悲劇を題材にした映画をたち続けてみた。

収容所で傷つけられ、顔の整形で元の自分に似た人になったヒロイン。

夫に会いたいがため、危険な夜の街を彷徨う。

再会した夫から、資産家だった妻になりすます計画を打ち明けられる。なんて夫なの。呆れたひと。
でも、夫を忘れられない妻。
収容所では愛する夫との再会を生きがいとして生きていただろう妻。
だからこそ、夫の疑惑を教えてもらっても、夫との再会を求め続けた。

妻をフォローしていた、イスラエル建国に加担していた女の人がなんで自殺したのかは不明。

妻の筆跡や歩き方、仕草など諸々を真似するが、当人なのに似てないと言われる。
夫婦なんて意外と相手のことをわかってないんだね。

隠れ家だった知人との再会から、徐々に夫への不信感が芽生えてくる。
疑いを持ちつつ、夫の財産乗っ取り計画に加担する。

そして親族との再会。
腕に残された収容所での囚人番号を夫が目にし、すべてを悟る。
グレーに近い親族と真っ黒な夫。
ナチスに密告したのも夫か?

夫婦は他人。他人だからこそ結婚できる。
人は他人を信用できるから、生きていける。
親よりも長くともに生きる夫と妻。
相手を信頼できねば一緒に暮らせない。
 
夫婦って何⁈
そんなことを考えてしまいました。