「認知症革命」を観て
土日と2日にかけて放送された、「認知症革命」
認知症は治らない。悪くなるだけと言われていた。
しかし、一回目の放送ではMCI(軽度認知症)なら、やり方によっては良くなるひともいると言っていた。
親を介護しながら思った。
自分の足で歩くこととしっかり食べることは元気でいるための絶対条件。
やはり歩くことは大切。それもちょっと大股で早歩き。
早速、翌日天気が良いので
午前に実家に電話して、市民ホールに来るように誘った。
待てど暮らせど来ない。
受話器を置いたら、忘れたのであろう。
夕方、ロールキャベツを持って行き
天気の良い1日を外出しないでいた親になじった。
電話したことすら忘れていた。
以前はデパートなどによく出かけていたのに。
月に一度で済まないくらい美容院に通いたがっていたのに、
父の一周忌前に美容院のはなしをしたが、乗ってこなかった。
夏以来美容院に行ってない。
いままでできていたことがか、できなくなる もしくはできるまでに時間がかかる。
わかっているけど、
つい、怒ってしまう。
腹がたつ。
島根県の「小山のおうち」の利用者さんと娘さんの良恵さん。
高橋医師がお母さんの手記を娘さんの良恵さんに見せる。
娘さんから叱られることが苦になるらしい。
高橋医師は良恵さんに接し方を変える提案をする。
ナレーターが良恵さんには思い当たる節があるとかを言う、それが流れていた時の良恵さんの表情がかた過ぎる。
忘れているであろうことを質問する良恵さん。
答えられなくても笑いながら話す。
1ヶ月半続けると良恵さんのお母さんが明るくなった。
三枝師匠はこれを
包容力を持つとおっしやった。
良恵さんと同じ経験は私には余るほどたくさんある。
忘れることをなじると、母は
「あんたもいつかこうなるから」と悔しそうに言う。
こんな言い合いしたくない。
私も良恵さんみたいになりたい。
夕方から、市民ホールまで歩いて体を動かす誘いだけした。
O脚だから歩幅は広がりにくいが、1時間程歩いてくれた。
認知症と付き合うのはまだまだ難しい。
笑って交わせるようになりたいなぁ。
10回に一回は
さらりと流せるかな。