死刑台のエレベーター
有名な作品だか、観るのははじめて。
女の目からはじまり、アップで泣きそうな表情で殺人の話を電話でするジャンヌモロー。
話のテンポが早く、愛人の仕事場撮す。
彼の部屋から、これから展開のきっかけになるビルへとひろがっていく。
すぐに殺人。
観るものをグイグイ引きつける。
とにかジャンヌモローがかっこいい
しっかりとかけたパーマのウエーブヘアーに美しい御み足にヒールの細いパンプスで、夜のパリの街を愛人を探し回る。
スーツの襟を折ると中のインナーと同じ白っぽく、寒くなり襟を立てるとスタンドカラーになるトップス。
花屋の店員さんとその恋人。
人の車にのったらいけないわぁ
何て言いながら、次第に大胆になり、偽名でモーテルへ泊まろうと提案するのは彼女。
嘘をついているとわかる若者カップルに付き合いご馳走するドイツ人の金持ち。
金持ちの道楽が自分の死につながるとは思ってもみなかったのでは。
終いには社長夫人のジャンヌモローと愛人の仲の良い写真が動かぬ証拠として現像されて、殺人で逮捕される。
でもこの写真、いったい誰が撮ったの?
50年代の映画。という事は60年ぐらい前の映画。でも古くない。
ジャンヌモローが粋で、美人というよりも個性的だか、とても美しい。
モーテルやマイルスデービスとかアメリカ文化がフランスの若者に影響を与えた時代だったんだなぁ。
ルイマルの映画。