点子がゆく

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親の死を受け入れる

父親が亡くなり、1年半位になる。


体調を崩した時や医師から余命数ヶ月と言われたが、シベリア抑留たで生き残って怒涛の昭和を生きてきた人だし、
何度か大病を乗り越えてきたからわ、
現実味がなかった。

医師から言われても、また復帰すると本気で思ってた。

父親の死を受け入れられないと思った。
病院の開く6時半から顔を見に行き、出勤前にも会いに行ってた。

なくなって事務手続きにも流されたが、涙したのは葬式の早朝。ランニングしてた時に大泣きした。
とめどもなく流れる涙をどうすることもできなかった。
それと葬式の時だけだった。


還暦が近い年だが、自分の死について現実味ががない。

でもあの世に父がいると思うと、
いつか迎える自分の死も
安心して迎えられる気がしてきた。

親の老いや死を受け入れることは、自分の老いや死を受け入れる準備だと思う。