親の家の押入れを片付ける。
親の家を1人で片付けるほど、しんどいことはない。
そこで、できるだけ他人に参加してもらっている。
家族は難しい。
成人した子(孫)にとって、ジジババん家は過去。
子どもは未来しか見てない。
だから
「手伝ってくれない」
は、通じない。
家族にたのむより、お金を払って他人とする方が楽。
親当人はもちろん、娘ととっても思い出が転がっている実家。
迷うのよね。
「あ、私が使ってたタオルケット」
なんて、つい思い出に浸ってしまう。
だから、第三者の目で見てもらう方がはやい。
押入れといえば、布団。
三箇所ある押入れには、綿の布団やシーツが沢山入っていた。
布団の布地は懐かしい柄。
でも懐かしがっても先に進まない。
綿が固い、重い布団は
絶対、使わない。
母と点子とシルバーさんの3人で品定め。
母に尋ねると遠慮がちに
「まだ捨てたくない」オーラが出るものは、残しておくスペース。
シルバーさんが
「これ、シミですかねえ」とか
「黄ばんでますね」とか
点子もいらないと思ったり、母が
「随分と使ったけど、いいね」
と、言うと捨てるスペースへ
1時位かけて種わけし、袋に入れ、玄関上がり框に並べた。
ウチの自転車2台入る車にぎゅーぎゅーにつめて、市の廃棄場所にもっていく。
種わけや車に入れるまで随分時間がかかったが、職員さんと車から出し、捨て場にドンドンおとしてすると、はやいはやい。
あっという間の事。
車ごと重さを計り、
不燃物210円
可燃物210円
ガソリン代がかかった分、
井出ちゃんぽんをご馳走になった。
親の家の片付けをすると、
自分家を片付けなきゃと思います。
モノより思い出
形なくても心に思い出がある。
その思い出もすぐに思い出さなくなるしなぁ。