Maikoマイコ ふたたびの白鳥
ドキュメンタリー映画はドラマより劇的だ。
ドキュメンタリーを見るたびに、そう感じる。
どうしてその人の劇的なジャストタイムに巡り合うのか不思議でならない。
難波っ子マイコさんと彼女を後押ししてくれた母の話。
バレエのドキュメンタリーというより、現役で子どもを産み育てる女性にエールをおくるドキュメンタリーで、たまたま彼女の職業がバレリーナだった。
現役で子どもを産み育てる選択た彼女の原点は、子どもの頃に目にしたスーツ姿の母親。
家や車まで売り、娘の夢に全力で声援する母。
そこまで全力を出して子育てしているか、そんな風に子どもとむきあっているなんて、眩しすぎる。
尊敬する母親のDNAをしっかり受け継いでいるマイコ。
出産後のカムバック作「白鳥の湖」の舞台に向けるマイコ。
「白鳥の湖」と言えば、バレエ
バレエと言えば「白鳥の湖」というぐらいの作品。
白鳥と黒鳥の1人二役、
黒鳥の32回転
名作中の名作をカムバック作品に選んだマイコのど根性がスゴイ。
最終リハーサルで上手く32回転できないが、役から下ろさせることなく話が進む。
という事は本番は大丈夫?てこと?
(「ブラックスワン」と違うんだぁ、でも大丈夫なの?
やっぱりドキドキする)
結果がわかってドキュメンタリー撮ってるのかな?
日本からカムバック舞台を見に来た母親は晴れの日の着物を1人で着る姿がかっこいい
帯をポンと叩いて気合いを入れる。
点子も着付け習おうかなぁ
カムバック舞台はマイコだけでなく、母親にとっても勝負だ。
育休とる優しい夫と厳しいが全面的に応援する親たち
恵まれているように見えるがか、
そこに母親マイコのしっかりした意志があるから周りがバックアップしてくらる。
映画のはじめに闘いとストイックと言ってた気がした。
そんな風に全身全霊でバレエに打ち込むマイコは素晴らしい。
どうか、できるだけ長くプリンシパルで踊ってください。
アップになった顔。
意志のしっかりした眉
このくらいのど根性がないと
海外で1人でやっていけない。
キツそうな顔だか、段々笑顔になる。
いい顔だ。