鹿児島3日目
恒例の朝の散策。
明治の偉人たちの像や向田邦子の関わりのある地を行く。
宿のすぐそばに鹿児島中央駅。
昔の西鹿児島駅かな?
たしか、寝台富士の終点のはず。
大通りをまっすぐ行き、川に出る。
高見橋
川沿いで歩く人、走る人、犬の散歩の人
鹿児島の街は空襲で焼けたのであろう。
偉人ふるさとロードで
大山巌の碑の向かいの趣のある建物
明治の偉人たちの生家跡の碑
明治の偉人巡りの後は、昭和の作家
向田邦子を偲んで歩く。
山下小学校は卒業までは在籍してないが、思い出深い学校。
山手の方に行き、住んでいた家の跡地にも行く。
この坂を上る。
今はもう家はないが、電信柱側の塀は当時のままらしい。
猫好きの向田さん、子猫が出迎えてくれた。
小高い丘にあったであろう家から、
もしかして、海が見えたかもしれない。
名残惜しいが宿で相棒が待ってます。
災害の記念の公園?
この高さは車は無理ね。
点子なら、オッケー。
宿で朝食を済ませチェックアウト。
2階の向田邦子さんコーナーにはおしゃれな彼女のスカーフが展示されていた。
生命保険会社の転勤のサイクルは短い。
たった2年ほどの鹿児島の生活が、
彼女の心の故郷と呼べる場所になった。
街を運転してても、マイペースで凄くの
んびり運転している車がいても
鹿児島の人は苛立たない。
江戸から遠く離れていても、
幕府や日本の事を思案し、行動する強さ
とおおらかさを持つ鹿児島。
せっかちな彼女はそんな鹿児島に惚れたのかしら。
たった一人の空間で、
向田邦子さんの作品や
雑誌を読む。
旅人だけど、こんな時間を持てて
しあわせ。
昼ご飯は天文館まで歩いて行く。
鹿児島で食べたいもの
「しろくま」とラーメン。
「むじゃき」でしろくまを食べる。
「むじゃき」って店の名前。
有名店なのだろう。
並んでいるが、しろくまだけだとすぐに
順番がきて、2階の店に案内される。
まず水がくる。
真上から見たらしろくまに見えるかな?
レギュラーは多いので、2人で一つを分ける。
一口食べると、脳天までキーン。
雨の降ってる、クーラーのあるところで
食べるには、つらい。
でも美味しい。
かき氷なのに
お値段高いなあ。
それから商店街で鹿児島のラーメンを食べてた。
有名店らしく並んでいた。
麺が伸びて悲しいラーメンだった。
暗くなるまでに帰りつきたいので、北へ。
鹿児島の締めは、じゃんぼもち。
国道を北上し踏切を渡ってすぐに右折。
向田邦子さんの思い出のじゃんぼもち屋に行く。
注文し、出来上がるまで座敷から海を眺める。
向田さんも眺めた景色。
帰路の車中で食べたじゃんぼもちが鹿児島で食べたものの中で一番美味しかった。
1階にレストランがあり、その奥には図書室がある。
誰もいない部屋。
相棒とわかれて、ひとりでのんびり本を
読むのに最適な場所。
旅の途中。
旅という非日常の中に、日常の一編の様に 読書する。
読書は日常なのだが、日常の中ではなかなか作れない時間。
非日常となりつつある、読書を楽しむ。