点子がゆく

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ミュシャ展に行く

f:id:tenkochaniine:20161203131755j:image久々に美術館で絵画鑑賞。

ミュシャの作品は好きだが、絵画鑑賞をする体力が心配で二の足を踏んでいた。

学生時代、泰明小学校のそばで観たような、

いや  あれはレーパンだったか、

たしか、第九の怒涛だった。

 

さて、ミュシャ展は

明日の日曜が最終日。

 

美しいもの、きれいなもの、芸術的なものが好きな母を誘う。

 

 

海外旅行をこなしている母曰く、

 

イギリスでは

高齢者は無料らしいが、日本では

高齢者割引はない。

 

人口50万人に満たない地方都市のいいところは、美術館で混まないこと。

 

前を歩く人をちょびっと意識して進む。

 

疲れたらベンチで休む。

 

ミュシャといえばポスターで有名。

 

女性の横顔に流れるような長い髪

バックには円形の装飾

アールヌーボーの洗礼を受けたミュシャ

お菓子のパッケージにポスター、装飾画集、サラベルナールのポスターにレストランの注文表

 

後半生は独立した祖国チェコのために

無償で切手や紙幣のデザインを手掛ける。

革命後のロシアを救済するポスターもてがけた。

熱い男である。

 

スラブ民族の衣装の娘を描いた作品がよくあるが

顎を引いた顔から見上げる瞳は

ハプスブルク家からの解放を願う反骨精神の表情の思えてきた。

 

外枠を黒く濃い線で描かれた女性の美しさは万人向けする。

 

ミュシャも芸術のための芸術でなく、民衆のための(手近で誰もが直ぐに見れる、手にとれる もの)

 チェコの独立に情熱を傾けた

ミュシャチェコ読みでムサ)らしい。

 

 

 

 

 

 

 

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