ミュシャ展に行く
久々に美術館で絵画鑑賞。
ミュシャの作品は好きだが、絵画鑑賞をする体力が心配で二の足を踏んでいた。
学生時代、泰明小学校のそばで観たような、
いや あれはレーパンだったか、
たしか、第九の怒涛だった。
さて、ミュシャ展は
明日の日曜が最終日。
美しいもの、きれいなもの、芸術的なものが好きな母を誘う。
海外旅行をこなしている母曰く、
イギリスでは
高齢者は無料らしいが、日本では
高齢者割引はない。
人口50万人に満たない地方都市のいいところは、美術館で混まないこと。
前を歩く人をちょびっと意識して進む。
疲れたらベンチで休む。
ミュシャといえばポスターで有名。
女性の横顔に流れるような長い髪
バックには円形の装飾
お菓子のパッケージにポスター、装飾画集、サラベルナールのポスターにレストランの注文表
後半生は独立した祖国チェコのために
無償で切手や紙幣のデザインを手掛ける。
革命後のロシアを救済するポスターもてがけた。
熱い男である。
スラブ民族の衣装の娘を描いた作品がよくあるが
顎を引いた顔から見上げる瞳は
ハプスブルク家からの解放を願う反骨精神の表情の思えてきた。
外枠を黒く濃い線で描かれた女性の美しさは万人向けする。
ミュシャも芸術のための芸術でなく、民衆のための(手近で誰もが直ぐに見れる、手にとれる もの)
チェコの独立に情熱を傾けた