アイヒマンを追え!
ナチスの親衛隊でユダヤ人を強制収容所に移送させた重要人物、アイヒマン。
彼を捕獲した検事長バウアーの物語。
信念を貫くことの大切さを教えてくれた。
戦後15年たったドイツだが、ナチの残党が政界や司法界など権力を持っていたことが、信じられない。
耐え忍ぶ苦しい時代から、復興ドイツの声高らかな世の中で、
自国でアイヒマンを裁くことは、自分の国でなにがあったのかを国民に知ってもらうこと
知らなければ前に進めない
前に進まないということは復興はあり得ないということ。
歴史を直視するために
身の危険を顧みず、自分の生活全てを捧げてきたバウアー
職場でも敵だらけの中、葉巻を吸い、ひたすら
アイヒマンを追う男。
そこに同性愛問題を入れ込んでいる。四面楚歌であっても曲げない根性
こんな気高い人のお陰で、
戦後70余年たち、ようやく真実がみえてきた。
年齢がいっても、まだまだ知らないことだらけ
ドラマチックな真実である