点子がゆく

映画や自転車や温泉の話をするブログです。

5パーセントの奇跡

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いつも行く映画館。

普段は多くて10人位なのに、夕刊にのっていたからだろうか、

今日は観客席が賑わっていた。

 

 

主役のサリー役、甘いマスクのコスティア・ウルマンが素敵だ。

 

障がいのため、

「人生(夢)を諦めなければいけない」

 

そう言われた、サリーが、

 

「そんなことないさ」

と、トライしていくサクセスストーリーだと思った。

周囲の善意や友情て難題を次々とクリアしていくサリー

 

 

成功物語で終わるの?

そんなのでいいのかな

そうおもっていたら、

 

障がいを申告しなかった嘘がついてまわった。

 

夢にすむためには障がいを申告しなかったという嘘がある。

 

告知しなかったことで負わなければならない責任がついて回る。

 

 

障がい者のしゅうろうもんたのえいがとおもっていたら、

様々なマイノリティの映画。

 

サリーはスリランカ人とドイツ人のハーフ。

白人社会のアジア系ハーフ

 

 

移民のアフガニスタンにもの医者

 

障がいを持ったサリー

 

サリーには目が見えにくいという、からだの障がいがある。

スリランカ人であるというマイノリティは少数派というだけで、障がいをとったようなものだ。

 

元医師のアフガニスタン移民であるということも障がいのようなものだ。

 

健康な人が少数派なら健康である事がマイノリティになるのだろう。

 

なんだ数が大事なんです、なんか変

 

 

多いのが勝ちなんて変

 

 

マイノリティであろうがマジョリティであろうが、障がいがあろうが、移民であろうが、

人と人はお互い支え合うことが大切なんだ。

 

障がいで困ったこと(出来ないこと)は人的や物理的な環境で暮らしやすいようにできる。

 

 

そして、何かハッピーかってことは

いい学校、一流のホテルとか目に見えることでなく、いかにこころゆたかに、穏やかに暮らせるかだと思う。

 

ただのサクセスストーリーでなかったです。