点子がゆく

映画や自転車や温泉の話をするブログです。

カレーライスを一から作る

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大人はもちろん、子どもさんにも観て欲しい映画です。

 

国民食と言えるくらい、みんな大好き、カレーライスを材料はもちろん、食器など、全てを一から作るはなし。

 

そんな発想どこから生まれたのよ。

 

 

考えた人   関野吉晴さん

 

恥ずかしながら、関野吉晴さん、この映画で存在を知りました。

 

 

ドキュメンタリー映画は地味で、

時間がかかり、効率よくとか経済的とか      

無縁の世界。

 

テレビ局が歳月をかけて撮り続けた映像をベースにするわけでない   今回の映画。

 

一から作り始めて、食するまでの9ヶ月の

学生たちの姿

 

しょっぱなは     ダチョウの死からはじまる

 

軌道修正しなから、進んでいく。

 

食べる前提で育てていたホロホロ鳥烏骨鶏

愛着がわき、生かすかどうかを話し合う。

 

食べる前提なのに    今更何をいってるのと

 

言いたくなるが     話し合うことで、命をいただくことについてじっくりと   考える場を得られる。

 

脱線していく姿をとらえる監督。

 

 

 希望者がいなく(やり方がわからないのか?)

関野さんがホロホロ鳥の首を捻じ曲げ、落としていく。

 

学生たち、しっかりしてよと言いたくなるが、

 

関野さんは淡々とホロホロ鳥の命をいただく。

 

関野さんのことを調べると凄いの一言

 

 

関野さんはでもいつも淡々としている。

 

自分のグレートな経験をひけらかさない。

 

謙虚な人

 

 

上映後にたまたま階段でお会いしたいなあ前田監督。

 

映画の感想からはじまり、会話に束の間させていただいた。

 

前田監督はおしゃべりする点子の顔をしっかり見てくれた。

 

人の話をしっかりと聞いてくれた。

 

賢いであろう人なのに、謙虚だ。

 

関野さんと前田監督   というすてきな人に出会えた映画。

 

家で飼った鳥を家でさばく

70年前にはごく当たり前だったこと。

 

映画のおかげで  生きるということは、他者の命(動植物)の命をいただくことなんだと、改めて教えてくれた。

 

 

多くの人に見てもらいたい。