ハッピーエンドの選び方
聞きなれない言葉だから、北欧の映画かとおもっていたらイスラエルが舞台でした。
人生の終末をどうするかの映画。
高齢になるといろいろなことを選択する機会が減ってくる。
病気などで痛みを抱えながら寝たきり状態の知人の自殺を手助けするという重たいテーマ。
なのに随所にユーモアあふれている。
自殺を肯定したくないが、何故か彼らを憎めない。
後半は主人公の妻の認知症について描かれていた。
重い高齢者の死と認知症
これってこれからもっと深刻になるテーマ。
最期の2カ月は病院だったが、親を在宅で支援し、認知低下した親を持つ身としては他人事でない話。
高齢者共同住宅?というのかコミューンみたいな共同住宅は住みやすそう。
温室や共同食堂、公民館みたいな場もあり、個人スペースはベッドルームに広いリビング、キッチン、趣味スペースとマンションみたい。日中孫が遊びに来れたり、プールに孫を入れられたりと自由度が高い。
こんな共同住宅なら住んでみたい。
だけど認知症だから住めないなんて
施設のクオリティの高さの割に矛盾してる。
これから年金世代に近づく身の上としては、海外の高齢者の生活をのぞかせてもらうことができるのが映画の世界。
これをたたき台て、
私ならこう生きたいと考えられる。
寝たきりの夫に自分で死を選ぶことをさせた彼女のたくましさ。
彼女はメソメソせず、他の人の手助けをしていく。
人は他者のために役立つことでイキイキ生きれる。
そして、温室でお仲間みんなでヌードになるなんて 年を取ってもユーモアのセンスを忘れないこと。
どんなエンドを選ぶかは
やはり、自分で決めたい。