日日是好日
休日に2本続けて映画を観た。
もう1本は 『500ページの夢の束』
『日日是好日』 は茶道を通して、
四季の移り変わりや
日常生活の普段ことを感じていく典子の
歳月の流れを描いている。
学生時代と働きだして、ちょっとだけ茶道を習った。
嗜むというほどでない。
はじめはやり方(所作と言えるほどではないが)を習った
その頃はなんでそうやるのなんて疑問は湧いていたかもしれないが、そんなことを口に出すことまで考えつかなかった。
厚顔のおばさんになった今なら、典子たちのように、
ひとつひとつの所作に「なんで」なんて声に出してしまうだろう。
形から そして中身がついてくる
繰り返してすること。
この歳になって、勉強にしても、なんでも
繰り返すこと、スポーツと同じということが わかった。
根気よく繰り返し
やがて 手が自然と動く。
ずっと若い頃に気づいていたら、受験勉強もスラスラで、違う人生を歩んでいたかも
なんてね。
欲深いことを考えてしまったが
今の私の人生はそれはまた私らしい
映画は
そこには、ごく普通の人の生活が描かれていた。
例えば、一人暮らしした娘が帰っくるので
ちょっとご機嫌で晩酌している父。
家に帰ったものの、またすぐ出かけるという娘に酒のあてをススメる父と座る間もなく、
たったまま、父の横であてを食べる娘と微笑ましく見ている父。
父の鶴見辰吾の笑顔がいい。
「最後に家族一緒にご飯食べたのいつだったか」
子どもが成長し、独立していくと物理的にご飯を一緒に食べることが少なくなっていく。
典子の成長、季節の移り変わりはもちろん、日常のご飯🍚を通しても日日是好日なのである。
この映画を観たら、
学生時代、ちょっとだけ嗜んでいた茶道のお稽古や着物を着ることをまたしてみたくなった。