点子がゆく

映画や自転車や温泉の話をするブログです。

この世界の片隅に

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 娘のオススメ作品で

すずさんの年よりちょっと若い母と観に行きました。

 

NHKタモリさんの番組であった様に、戦前の広島は渡し船が交通手段だったんですね。

そんなことを思い浮かぶ導入でした。

 

グイグイすずさんの世界にひきこまれました。

 

たくさんの人に観てもらいたい作品です。

 

 

 

ふわぁーとしたのんの喋り方が、抜けているようなすずさんと素晴らしくあいます。

 

すずさんそのものの様なのんの吹き替えです。

のんの存在なくては、この作品は完成しなかったでしょう。

 

能年玲奈が名前がのんになったが、のんになっても中身は変わらないわ。

 

何があったかわからないが、

世間に迷惑かけたなら、「ごめんなさい」をしてね。

 

だって、誰だって間違うことがあるんだもの。

 

不義理に対し、誠意をもって対応するしかないわな。

 

のんにとって、この世界(芸能の世界)は、いてもいい世界だと思います。

 

アニメーション、絵の世界と映像の無限の可能性を見せてもらいました。

 

絵の世界を映像にした「この世界の片隅に」の世界にぐんぐん引き込まれて行きました。

 

 

 昭和のはじめから太平洋戦争へと世の中が移っていく、そのなかで、日常を過ごす人々。

 

 

思想とか愛とか平和とか戦争反対なんて

大それたことを声高々に叫ばなくてもいいんです。

 ただ、普通に生きること、

すずさんの描いた絵、

すずさんの生きている世界が

何が大切かを物語ってくれます。

 

すずさんより少し幼くあの時代を生きてきた母は、

映画を観ながら

笑ったり、身を乗り出して見入ったり

 

テレビでドラマチックなあの時代を観るよりも、すずさんを通してあの時代を感じられました。

 

母の生きてきた時代をちょっと、感じられた気がします。

 

母が薬を飲み忘れたり、電話でした約束を忘れてしまっても

 

そんなに目くじら立てることでないのでしょう。

 

どうか、みなさんに観ていただきたいです。