点子がゆく

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だれも知らない建築のはなし

f:id:tenkochaniine:20150924220307j:image上映前に監督石山友美さんの挨拶があった。まだ若いのか学生みたいなヒト。
館内もいつもより観客が多く、大人な感じのおしゃれっぽいひとがいた。
さて、ドキュメンタリーは監督の主旨が伝わるかどうかだと思う。
監督は建築畑出身らしい。
点子は建築には疎いが、住宅の設計図を見るのは好き。
いぜん、極小地を購入し、家を建てようと思った時に、アルカイックの首藤さんの会ったり、
かの石山おさむさんにてがみをかいたことがあった。
返事は事務所の人からだった。
なんで建築家かと言うと、住宅メーカーは人件費、宣伝費の比重が大きい。
施主としては限られた予算は建てる家にお金をかけたい。
特に極小地だからアイディアで土地を活かせてもらいたいと言うおもいがあった。
だから、建築用語やカタカナ用語は苦手。
磯崎新さんの図書館には子どものころによく利用していた。
けして使い勝手や合理性を追求してないが、借りた本をこそっと読む場所みたいな、建物の外だが、敷地内の竹輪を切ったようなシート?みたいな空間は面白かった。
そこで一人で本を読むことがあった。
鉄筋の社宅みたいな集合住宅がまだ珍しいころに、一人で屋上に行ったこともあった。
ひとり遊びが好きな、変な子どもだったのかなぁ。


話題になるが住みにくい家とか聞くが、有名建築家の作った家はそうかもしれない。

ただ、図書館みたいな、なんか不思議な空間を提供してくれる楽しさはあるかも。

でてくる人で知っているのは、磯崎さんと安藤さん。
外国人の人はとても有名かもしれない。
たくさんしゃべるけど、
で、なにを言いたいの?
そう切り替えしたくなる。
結局、監督の主旨はわかんないけど、
公共の建築物であっても、個人の住宅であっても      
建築って、空間をデザインするんだなぁと、
図書館の竹輪を切った、秘密の空間を思い出しながら観た映画でした。
今は改築して、あの空間が残っていません。
大分県立図書館のことです。