ヒトラーに屈しなかった国王
ノルウェー🇳🇴の王様の話。
なんとなく北欧と思って観た。
デンマーク王国の弟王子がノルウェーに迎えられてノルウェーがデンマークから独立したことをはじめて知った。
政治は政府が行い象徴の様な存在の王室は日本と似ている。
国民投票で迎えられた王だから国民に愛されて敬われている王室。
ナチスドイツの襲撃に王や政府は首都を追われる。
逃げて逃げていく中、家族(皇太子の息子だから、後々の王になるもの)と別れ。
逃亡の中、皇太子が子供時代のことを父である語る。イギリス人だった亡き母(王妃)はよくイギリスに帰り、寂しかったと。
そばにいてくれたのは父王だったと。
寂しいのは皇太子だけでなく、父王もだったであろう。
幾度となく王は家族は一緒にいることを強調する。
孫たちと鬼ごっこをして過ごし、皇太子の妻(嫁)とも親しく会話する。
王であってもひとりの父であり、優しいおじいちゃんでもある。
王室の存続のため逃げる。
逃げる中の攻撃にハラハラする。
70数年前に今この日本でも、戦争があった。空襲があって人々は逃げていた。
ドイツと交渉するが、受け入れないことには
「ノー」
を突きつける王。
その後、イギリスに亡命し、終戦を迎える。
亡命=国を捨てちゃうの?
と、思うが、王室の存続のためなのだろう。
おそらく、ノルウェー国内では多くの犠牲者を出したのでは
歴史に何がいいとか、悪いとかは後世の世相によって判断されるが、その時最良の選択をするしかない。
しかし、信念を貫くことは並大抵のことでないと思うほど。
そして、家族は一緒にいることを切に望んでいた王。
映画によって、知らなかった歴史や人生を教えてもらった。