点子がゆく

映画や自転車や温泉の話をするブログです。

ヒトラーに屈しなかった国王

f:id:tenkochaniine:20180210232148j:image

ノルウェー🇳🇴の王様の話。

 

なんとなく北欧と思って観た。

 

デンマーク王国の弟王子がノルウェーに迎えられてノルウェーデンマークから独立したことをはじめて知った。

 

政治は政府が行い象徴の様な存在の王室は日本と似ている。

 

国民投票で迎えられた王だから国民に愛されて敬われている王室。

 

 

ナチスドイツの襲撃に王や政府は首都を追われる。

逃げて逃げていく中、家族(皇太子の息子だから、後々の王になるもの)と別れ。

 

逃亡の中、皇太子が子供時代のことを父である語る。イギリス人だった亡き母(王妃)はよくイギリスに帰り、寂しかったと。

そばにいてくれたのは父王だったと。

寂しいのは皇太子だけでなく、父王もだったであろう。

 

幾度となく王は家族は一緒にいることを強調する。

 

孫たちと鬼ごっこをして過ごし、皇太子の妻(嫁)とも親しく会話する。

 

 

王であってもひとりの父であり、優しいおじいちゃんでもある。

 

王室の存続のため逃げる。

逃げる中の攻撃にハラハラする。

 

70数年前に今この日本でも、戦争があった。空襲があって人々は逃げていた。

 

 

ドイツと交渉するが、受け入れないことには

「ノー」

を突きつける王。

 

その後、イギリスに亡命し、終戦を迎える。

 

亡命=国を捨てちゃうの?

と、思うが、王室の存続のためなのだろう。

 

おそらく、ノルウェー国内では多くの犠牲者を出したのでは

 

 

歴史に何がいいとか、悪いとかは後世の世相によって判断されるが、その時最良の選択をするしかない。

 

しかし、信念を貫くことは並大抵のことでないと思うほど。

 

そして、家族は一緒にいることを切に望んでいた王。

 

映画によって、知らなかった歴史や人生を教えてもらった。